私は約3年、ウエディングプランナーとして合計100組以上のカップルを担当しました。
専門学校に通い、元々ブライダル業界を目指していた私は
『一生に一度の特別な瞬間に立ち会いたい』『人の幸せに寄り添いたい』『誰かの役に立ちたい』『ゼロから一つの物を作りあげたい』
こういった理由からこの職業を志望していました。
でも、どんな仕事もそうであるようにこの仕事も実際になってみて気づけた「プランナーやって良かったな〜!✨」と、思うことがいくつかありました。
それを自分の中で秘めておくだけでなく、せっかくなので目指していた頃の自分のような人たちへ向けて記事にしたいと思い本記事を作りました!
ウエディングプランナーとは
ウエディングプランナーとは、新郎新婦様と結婚式全般のお打ち合わせをするスタッフです。
どんな結婚式にしたいのか要望を聞きながら決めていく、新郎新婦と1番関わることの多い仕事です。結婚式場によりますが式の当日もお二人の近くで滞りなく進むようアテンド(付き添い)をします。
ウエディングプランナーになって良かったこと
スキル面
華やかな施設で華やかな格好で働ける
常にパンツスーツを着て、接客をする時、首元には華やかなスカーフを巻いていました。
髪型も常に気をつけて大人っぽく見えるように夜会巻きなどをしていました。ネイルやピアス、ネックレス等アクセサリーが禁止な職場は多いと思いますが、プランナーは華やかさやセンスの良さが大事だったため、むしろした方がいいと言われていました。
また、事務所以外は綺麗な施設で、常にディフューザーのいい香りが漂う空間でお仕事ができていました。
そんな中で働けるとモチベーションが上がり、
やばい、私かっこいい!!
なんかできる女っぽいんだけど!!
と、ときどき密かに舞い上がってました✨www
笑顔が上手になった
これは自分にとってかなりプラスなことでした。
接客業で、ましてや結婚式場で働く者たるや常に笑顔でいることは当たり前の状況でした。
笑顔は他の人にも伝染し気持ちを明るくできると実感できたのもこの仕事をして改めて気づきました。
入社して最初の2ヶ月程は披露宴でお料理を提供するスタッフとして働きます。
最初は緊張もあり、ベテランスタッフさんに「◯◯さん楽しそうじゃないよ」って注意されたことがありました。
そんなことがあって落ち込んだ私ですが、とにかく笑顔を他の人よりできるようになりたくて鏡でチェックをしたり意識するようにしていたら、「料理スタッフの◯◯さんの笑顔がすごく良かったって司会者さんが褒めてたよ」と言われました。
厳しいと有名な司会者さんだったので、そんなことを言われて自信がつきそこから笑顔が得意になりました!
笑顔はその後の人生でもかなり自分を助けてくれたので本当に良かったな〜!と感じています!
責任感が強くなった、自分を過信せず確認する癖がついた
一生に一度の大イベントである結婚式。そしてかなりの大金をかけて行う結婚式。。。スタッフも失敗が許されません。(とは言っても失敗はありますが😅)
結婚式は沢山の人が関わり協力し合って作り上げるものですが、実はウエディングプランナーは孤独で個人で行う仕事が多かったです。
例えばウエディングケーキのデザインや引き出物等をお二人とお打ち合わせをし、決めた内容をパティシエや引き出物業者さんに以来するのはプランナーの仕事です。
お二人から話を聞いたのは自分1人なので、内容を間違いなく伝えなければなりません。もし業者へ伝え間違えたとしたらそれは完全にプランナー1人のミスとなります。
そんな緊張感を持った仕事をしていたからこそ、責任感は人一倍強く、常に自分を疑い何度も確認をする癖がつきました。
少しでも心配なことがあると、とにかく何度も確認しました。私は結構うっかりしてしまうタイプなのでこのことが身に付いたおかげで今の私生活にも確実に役立っています。
人見知りを克服し様々な年代の人とのコミュニケーションをとれるようになった
私は元々かなりの人見知りでした。人見知りなのになんでこの仕事目指した、、、?って感じですが、この仕事に就けば嫌でも初対面の人と話さなければいけない場面が増えて人見知りを克服できるんじゃないかと思ってました。
そしてその読みは見事に的中しました!笑
最初はかなり辛かったですが、やはり人間慣れというものがやってきて以前よりもコミュニケーションを取ることへの苦手意識が圧倒的に減りました✨
さらに自分より若い方から年配の方まで(新郎新婦の親御様とお打ち合わせをすることもよくありました)幅広く関わるため、とても良い経験になりました。
人見知りを克服したいと思っている方にウエディングプランナーはかなりオススメです!!😆
マインド面
人の役に立っていることを目の前で実感できる
結婚式が終わると、お客様から感謝の言葉をいただきます。
その度に「人の役に立てている」と実感することができます✨
他にもウエディングプランナーは新郎新婦様と過ごす時間が長く、何度もお打ち合わせをして一緒に準備を進めます。
そのためお二人が悩み、行き詰まっていることに私が解決策や別の提案をした時、お二人の明るくなった顔や安心しホッとされたような表情を見ると
「私って人の役に立ててる!!✨」って思えます。笑
人の優しさに敏感に気づくようになった、これまで以上に家族を大切に思うようになった
なぜ上記のように思うようになれたかというと、それはズバリ
親への感謝のお手紙のシーンの影響です!!!!!!!!!!
結婚式場によって違いますが、当日もウエディングプランナーが会場に入り滞りなく披露宴が進むように新郎新婦の側に付いていました。その中で毎回終盤に訪れるお手紙のシーンは一番感動するシーンです。スタッフもほぼみんな泣きます。笑
読み上げるお手紙を聞く度に自分のことと重ねてしまい、両親からどれだけの愛情をもらって生きてきたのか、家族に毎日どれだけ支えられていたのか実感することができました。
そのためこの仕事をして以来、親への恩返しを常に考えるようになりました。
いつかではなく今少しでもできる恩返しをしよう、後悔しないように生きよう、感謝をできるだけ普段から言葉にして伝えようと思って生活しています。
親御様へ感謝の手紙を読んでくれた歴代の新郎新婦様、本当にありがとうございます😭✨
人の幸せのために行動することが自分の幸せに繋がることを身をもって学んだ
ウエディングプランナーは幸せのお手伝いをする仕事です。人の幸せのために行動した結果の全てを結婚式当日にダイレクトに実感できます。
このことから学べたことが『人の幸せのために行動することは自分の幸せに繋がる』ということでした。
人のために行動することは結果的に自分の気持ちが満たされ、自分の幸せになります。
良い意味での自己満足です。
当日無事に結婚式を見届けられた後はとにかくいつも胸がいっぱいで幸せでした✨
まとめ
以上、ウエディングプランナーになって良かったことをまとめました。この仕事のやりがいは他の職業に比べてもかなり沢山あり、魅力的な仕事だと思います。
もちろん、その裏では大変なことだらけです。むしろ大変なことの方が多かったように思います。
現に私も今は転職し一般事務として働いています。そんな大変だったことも記事にしておりますので気になる方は読んでみてください。
ただ、プランナーとしての経験は明らかに今の私の人生を豊かに良い方向へと繋げてくれました。
本当に無駄なことって何一つないんだなあとこの記事を書いて改めて感じているところです✨
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!
にほんブログ村
コメント